
モンテッソーリ教育って何かと話題になるけど、
一体どんな教育なのかしら?

娘がモンテッソーリ保育園(私立の認可園)
に通っていますので、参考にして下さいね。
5歳の娘が2歳から通っているモンテッソーリ保育園について、普段の園の様子や
私自身が感じるモンテッソーリ教育の特徴と、驚きの効果を共有したいと思います。
記事の最後には、私が思うモンテッソーリ教育を実施している園の選ぶポイントも挙げましたので参考にしてください。
その前に、モンテッソーリ教育自体を、全くご存じではない方もいると思うので簡単に説明させてください。
大体イメージ出来る方は飛ばしてもらって構わないです。
モンテッソーリ教育ってどんなもの?

イタリア人女性で医師のマリア・モンテッソーリ博士が考案した教育法です。
100年以上経った今でも、世界140か国以上の実践園があります。
基本教育理念
主に2つあります
- 子供には、はじめから自分を育てる力が備わっているという「自己教育力」を生かし、自分で学び・考える事で成長し続けられるという自立した人間を育てることを目的とした教育法
- 【正しい環境さえ与えれば、どんな子供でも素晴らしい発展を遂げる事ができる】
幼少期にモンテッソーリ教育を受けた有名人
実際にモンテッソーリ教育を受けた中から世界をリードする人々が数多く育っています。
- google 共同創立者 セルゲイ・ブリンとラリー・ペイジ
- アマゾン 創立者 ジェフ・ベゾス
- マイクロソフト 創始者 ビル・ゲイツ
- アメリカ第44・45代大統領 バラク・オバマ
- 歌手 ビヨンセ
- 史上最年少棋士 藤井聡太 など
5歳の娘が通うモンテッソーリ保育園の特徴

- 縦割り保育
- 園での活動を「おしごと」という
縦割り保育について
クラス編成ですが1歳から2歳と、3歳から5歳の縦割りで分かれ、それぞれ2クラスずつあります。
そして、普段は1つの教室に縦割りの年齢が一緒に生活しています。
① 縦割り保育の良い点
年長が年少の着替えるのをお手伝いしてあげたり、年少が年長を手本とするので、良し悪しはありますが、何でも出来るのが早いように感じます。
一人っ子なら、園での生活が兄弟がいる家庭と似た環境になるのは、凄く影響が大きいと思います。
(ちなみに、運動会や学芸会などのイベントでは横のクラス、つまり同じ歳のクラスとして参加します)
② 園での活動は「おしごと」
これは、かなり有名ですね~。
普段の保育園での活動を【おしごと】と呼ばれています。
最初は、帰ってくるたびに、今日はこんな「おしごと」=「遊び」をしてきたよ~。
なんて言われて笑ったもんです。
「おしごと」は常に10種類用意されていて、誰に決められることもなく、自分自身でやりたい「おしごと」を選んで、それをずっとやっています
娘の保育園では朝に「おしごと」の時間が1時間半あって、さらに、16時~18時までの2時間でトータル3時間半「おしごと」の時間があります。
5歳の娘が通うモンテッソーリ保育園での驚き体験&その意図とは?

最近では認可外の保育園や幼稚園でもモンテッソーリ教育を一部取り入れてますが、娘の通う保育園では、完全なモンテッソーリ教育を実践していますので、参考になると思います。
あくまで、私(えみいろ)が驚いたと感じたものになります。
- 運動会などイベントでは声掛けを控える
- 子供が「おしごと」をしている時は、中断させたり妨げない
- 学芸会では、自分でセリフと振付を自作する
- 間違いは直接訂正せずに、子供自身に気づかせる
- 誉めることをしない
一つずつ説明します
1.運動会などイベントでは声掛けを控える
これは普段のお迎えの時もですが、子供に対して声掛けを控えるように言われています。
意図は?
これは、子供自身が集中している時に親御さんの声掛けで、やっていることから声に気を取られてしまうことを防ぐのが目的みたいです。
なので迎えの時にも、子供のタイミングをみて、担任保育士が「おしごと」の片付けを促し、お迎えに来ていることを伝えてくれます。
2.子供が「おしごと」をしている時は中断させたり妨げない
「おしごと」をしているときは、保育士も口を出すことはなく、近くで見守り観察が基本になります。
ちなみに、娘の園では1日トータルで「おしごと」が、3時間半あります。
意図は?
自立訓練の一環で子供のやりたい「おしごと」をやりたいだけさせてあげる。
意思の尊重が目的だそうです。
なので、お迎えの時は、タイミングによっては、10分以上待つことも・・・。
子供が「おしごと」に集中しているからだそうです。
3.学芸会では、自分のセリフと振付を自作する
この間、学芸会を見に行ったのですが、題材はあるものの、ほぼ大まかなストーリー以外は、園児たちで意見を出し合い、セリフや振付を考えたと説明がありました。
中にはストーリーと関係のない手品をやる園児、マットが出てきて前転する子やアドリブで長いセリフをおしゃべりする子までいたのには、驚かされました。
意図は?
これは、1つの題材から、みんなで意見を出し合い作り上げるという、個性と協調性を育むことが目的みたいです
4.間違いは直接訂正せずに、子供自身に気づかせる
保育士は普段危険と判断するときなど、緊急性がある時以外は口出ししません。
出来ないことがあっても、手伝うことは、あまりなくヒントや考えるように促します。
なので、送り迎えの時でも親御さんが急いでいても、基本は本人が上履きを履き、上着のジッパーやボタンかけも終わるのを待たないといけません。
親も意識的に協力しないと、どうしても手伝ったり、急がせてる場合もよくみかけますね。
意図は?
自分のことは自分でやるのが当たり前と自立を意識させることが目的みたいです
5.褒めることをしない
基本的に保育士は簡単に誉めません。
子供が、きれいでしょ?と言ったら、奇麗だね。 出来たよと言ったら、どうやったの?
みてみて~は見せて見せてと冷静に返すことを心がけているそうです。
意図は?
1つは誉められたいための行動ではなく、自分自身が必要の行動をさせるためだそうです
もう一つは、否定は絶対にせずに、同調を心がけることで、自己肯定感を育てる意味があるそうです
5歳の娘にモンテッソーリ教育を受けさせての効果

私やモンテッソーリ保育園の親御さんの感じたものになります。
- 集中力が半端ない
- 人見知りがない
- 自分で考えて行動する
1.集中力が半端ない
これは、同じ保育園の親御さんからもよく聞きます。
本人の興味があってやっているときは、2時間でも3時間でもずっと作業していて声をかけても一切耳に入ってこないようで、肩を叩いて、ようやく気づくことがよくあります。
他にも夜に突然本読みが始まり5回、6回と「もういいよ」といっても納得するまでします。
大人もビックリするくらいの集中力だと思います
2.人見知りがない
性格もあると思いますが、小さいときから縦割りなせいか、迎えに行くたびに下の子の面倒みていたり、上の子のグループと遊んでいたりします。
なので公園で知らない子供がいても、すぐに溶け込んでしまうので、私のほうが他のママとコミュニケーションに戸惑うくらいです。
3.自分で考えて行動する
甘えることは多々あるものの、自分の次の日の着るものから、片付けもします。
一人遊びでも、考えながら工夫して工作することが多いですね。
5歳の娘が通うモンテッソーリ保育園の普段の様子【1日密着】
普段のモンテッソーリ保育園の日常になります。

せっかくなんで、娘にインタビューしてみました(笑)
* 私の場合は8時半までに登園 (仕事の都合上)
入口の防犯を抜けて、玄関で上履き、名札を自分で付け教室に向かいます。
担任保育士と挨拶と子供の様子を伝え、送り終了
ここからは娘にインタビューしながらお伝えします

この後は、どうしてるの?

上着やリュックサックを置いたら
好きな「おしごと」を「お集まり」で
呼ばれるまで、してていいんだよ~
常に10種類くらいある「おしごと」の中から自分でやりたいものを選ぶようです。

「お集まり」で呼ばれたら、どうするの?

呼ばれたら、近くの公園に行くか~
紙芝居とか読んでもらうんだよ~。
外に行くことを踏まえて、登園時の服装ではフード付きと光る靴もNGです。
(フードを引っ張られるのを防ぐのと、光る靴は、他の園児が靴に意識が行ってしまうからみたいです)
一通り終えると、給食の時間になります。

年長さんが年少さんの分も用意してあげるみたいです。
そのあとに、お昼寝が40分くらいあります。

娘の園では、教室にヨガマットを引いてその上にタオルケットを引き、さらにタオルケットを上にかける感じのようです。
そして、起床後におやつタイムです。

食べ終わったら、お迎えに時間まで「おしごと」を続けていいようです。

子供のモンテッソーリ保育園を選ぶ4つのポイント&最後に
ブログを読んでモンテッソーリ教育に興味が出た親御さん向けに、私が思うモンテッソーリ教育をしっかりやっている園の選び方を紹介します。
- 専門スタッフはどれだけいるのか?
- 園のカリキュラムに、モンテッソーリ教育と共通点があるか?
- 直接、モンテッソーリ教育に重点を置いているか聞く
- 教具の種類と数を確認する
このあたりは、確実に押さえておきたいポイントですね。
他には、見学会を利用したり、卒園生や在園の子の親御さんに聞いて情報収集してみるといいと思いますよ。
でももし、近くにモンテッソーリ教育を実施している園が無くても、このページをブックマークしてもらいブログに書いてある内容を参考にすれば、近い環境にしてあげられると思いますよ。
少しでも、大切な年齢の教育の手助けになれれば、幸いです。
おしまい。